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【夜の孤独 × アーユルヴェーダ】

夜の孤独感に寄り添うアーユルヴェーダ:心と体の調和で穏やかな夜を

 人間にとって身近な感情、孤独。この誰もが感じうる感情に対する、アーユルヴェーダ的アプローチを紹介します。

目次

時間帯別おすすめの過ごし方

18:00〜22:00(カパの時間帯)

 この時間帯は、心身がゆっくりとリラックスし、自然に眠りに向かうための準備をする時間です。体を休め、穏やかな活動をすることで、安らぎを得ることができます。

22:00〜02:00(ピッタの時間帯)

 この時間帯は、体が内的な浄化と再生を行う時間です。深い眠りを取ることで、心身が回復し、次の日への準備が整います。

こんなときどうするの?
真夜中に目が覚めてしまいます。

真夜中、特に午前2時~4時頃に目が覚めてしまうのは、ヴァ―タの増加に関係があるとアーユルヴェーダでは説かれています。ヴァ―タの性質は、「乾燥」「冷たさ」「不規則」。これらの性質を打ち消す習慣、例えば①オイルマッサージ ②温かなお風呂や足湯、ホットタオル ③眠る前の温かな飲みもの ④規則正しい生活 などを取り入れてみてください。また、情報過多もヴァ―タの増加に繋がるので、ベッドの周りに本やパソコンがあれば、別の部屋に移すようにします。人は、目を瞑っていたとしても、周囲に鋭利なもの(家具のとがった角など)があったり、仕事着があったりすると落ち着かず眠りが浅くなるそうです。人は思うより繊細なので、就寝環境の繊細な部分にも気を配ってあげましょう。

夜のルーティン:心を安定させる習慣

目を休める(デジタルデトックス)

 パソコンやスマホの画面は、ヴァ―タが増加をもたらします。ヴァ―タが増加した場合の典型感情としては「不安感」「混乱」「悲しみ」が挙げられ、1人の夜に感じるには好ましくない感情であることが分かります。

また、スマホ画面の光について、たとえ顕在意識としては「負担にならない」と感じていたとしても、潜在意識に影響している場合が多いとアーユルヴェーダでは説かれています。

温かいお風呂や足湯

 できれば湯船につかる習慣を取り入れましょう。リラックス効果があるばかりでなく、免疫力の向上も期待できます。1人暮らしなどで湯船につかることが難しい場合、ホットタオルや足湯がおすすめです。首や足の裏など、皮膚が血管に近い場所を温めることで、体がポカポカしてきます。

セルフマッサージ(アビヤンガ)

 アビヤンガとは、アーユルヴェーダで推奨されるオイルを使ったセルフマッサージで、体を温め、ヴァ―タの乱れを鎮め、心をリラックスさせる効果があります。夜に行うことで、孤独感や不安感を和らげ、深い眠りを促します。

オイルを使用してはいけない場合

・裂けた傷やかぶれがある場合

・食後1時間以内

・痛みのある部分について、主治医の指導を得られない場合

・医療上の注意事項がある場合と妊娠している場合で、主治医の指導や助言が得られない場合

裏づけ:「本当の自分を取り戻すアーユルヴェーダ」P117

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この記事を書いた人

アーユルヴェーダ研究家/ライター。人の肉体や精神だけでなく「魂」までも考慮して幸せを探求するアーユルヴェーダに魅せられたことから、アーユルヴェーダを研究中。

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