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【瞑想 ×  アーユルヴェーダ】

 【心と体を整える時間、瞑想で見つける本当の自分】Appleやメルカリなど、国内外の名だたる企業で取り入れられている瞑想。紀元前から受け継がれるアーユルヴェーダにおいても、「人生は瞑想なり」と説かれ、勧められています。

目次

アーユルヴェーダと瞑想

 アーユルヴェーダにおいて、瞑想の価値はどのように考えられているのでしょうか。アーユルヴェーダでは、3つのドーシャ(生命エネルギー)のバランスが崩れた際、瞑想によりバランスをとることができると考えられています。つまり、瞑想を行うことで、心と体を整え、心身ともに健やかに人生を送ることができるのです。

瞑想をしたほうがよい3つの理由

ストレス・不安の解消ができる

 アーユルヴェーダでは、ヴァ―タ(生命のなかで運動をつかさどる、風と空のエネルギー)が過多になると、不安や悲しみとして現れることがあると考えられています。

そんなとき、役立つのが瞑想。不安を生み出すのは脳の偏桃体という部位ですが、瞑想により、ストレスや不安を感じる偏桃体のはたらきが抑制されると考えられているのです。

不安は多くの場合、「未来」や「空想の世界」から来るもの。瞑想を通じて現在に心を向けることで、心の辛さが緩和できるかもしれません。

 ヴァ―タが過多になるきっかけとして、パソコンやスマホの使用過多や、運動のしすぎなどが挙げられます。仕事でパソコンを使う機会が多い場合は、ぜひ瞑想を取り入れてみてください(*^^*)

免疫力を向上できる

  慢性的なストレスは体の免疫システムにも影響を与えてしまいます。先述のように、瞑想によりストレスが軽減されることで、免疫力にも良い影響を与えると知られています。

集中力を向上できる

 アーユルヴェーダでは、瞑想で心に静寂をもたらすことを繰り返すうちに、深い考えから生まれる独自性を持つことができると説かれています。社会に溢れる情報から離れ、静寂に浸ることで、本当の自分の気持ちを感じやすくなると考えられます。

 

このように肉体・精神に有意義な作用をもたらす瞑想は、「肉体・精神・魂のバランスがとれた状態が健康」と定義されているアーユルヴェーダにおいて、欠かすことのできない習慣であることがわかります。

瞑想の実践ポイント

【シンプル】瞑想の手順

①静かで落ち着ける環境を用意する

 瞑想を行う場所に決まりはありませんが、自分の部屋やベッドの上など、静かで落ち着くことができる環境を用意しましょう。

②リラックスした姿勢をとる

 椅子に座っても、ベッドの上であぐらをかいても、床に座っても構いません。心地よい場所に座って、背筋を伸ばし、肩の力を抜いてリラックスします。

③目を閉じる

 目を軽く閉じて、外界の刺激をシャットアウトします。目を閉じることで、内面に集中しやすくなります。

④呼吸に意識を向ける

 自然な呼吸に注意を向け、吐く息と吸う息を感じましょう。瞑想を研究している先生のお話によると、まずは『吐く息』に注意を向けるそうです。それは、「受け取るのより、与えるのが先」という世界の原理を表しているとのこと。

⑤マインドフルネスを保つ

 引き続き、意識を呼吸に集中します。このとき、心のなかに色々な思考や感情がわいてくるのは自然なこと「雑念がわいてきてしまった。いけない💦」と自分を責めるのではなく、心の中に浮かぶ思考や感情に気づいたら、それを評価せずにただ、あぁ、私は今こんなことが気になっているんだな。と受け入れます。そして、意識を再び呼吸に戻し、瞑想を続けてください。

⑥終了時はゆっくりと目を開ける

 瞑想を終える際には、ゆっくりと意識を現実に戻し、目をゆっくりと開けます。その後、体を少し伸ばしてリラックスしてください。お疲れ様でした(*^^*)

⑦感じたこと、今の気持ちを記録(余裕があれば)

 余裕があれば、瞑想後のすっきりとした気持ちで、今の自身の気持ちなどを感じたままに記録してみてください。できれば、A4以上のサイズのノートに、綺麗に書こうとせず思うままに筆を走らせるのがおすすめ。

(筆者個人の体験ですが、キャリアカウンセリングを行う講師の先生に、「ノートのサイズが小さいと、小さなアイディアや打開策しか浮かんでこない。自分にとって意義のあるアイディアを求めるのであれば、できるだけ大きなノートを使え」と教わったことがあります📔)

継続するための工夫

 瞑想は場所や時間を問わず行うことができますが、アーユルヴェーダにおいては毎日朝夕、できれば10分以上静寂のなかで瞑想を行うことが勧められています。

1人で瞑想を続けることが難しい場合、YouTubeに投稿されている瞑想用の音声や、瞑想アプリを利用することで、チャレンジしやすくなるかもしれません。

毎日無料で開催されているオンライン坐禅会もあります。

瞑想を助けてくれるサービス

臨済宗青年僧の会 オンライン坐禅会 公式ホームぺージ

毎日開催 (ZOOM 顔だしなしで参加可能)

15分ほど坐禅⇒住職さんの講話⇒15分ほど坐禅

<参加した感想>

顔を出さず、気軽に仏教のお話を聴くことができたことが、個人的に有意義でした。日常生活を送っていると、目先にある問題で頭がいっぱいになりがちですが、坐禅会などに参加することで、人生を長期的な目線で見直すきっかけになると思います(*^^*)

瞑想は即効性がある?

 瞑想を始めても、突然大きな変化は感じられないかもしれません。今の自分になるために時間がかかったように、変化していくにも時間が必要です。自分がいま経験していることを信頼し、無理強いをしないようにしましょう。船が少しだけ航路を変えるとやがて当初とまったく異なる場所に到達しているように、わずかな変化がやがて大きな違いを生み出します

瞑想はたいへん厳粛な行為です。1日中、いつでも行ってください。仕事をしているときも、家族といるときも、誰かに愛を打ち明けるときも、子どものことを考えているときも……。
瞑想しているとき、無常の美を感じ、どんなときも間違いなく行動できるようになります。
正しい行動をとれなかったときも気にすることはありません、後でやれば良いのですから
―――後悔して時を無駄にすごすことはありません。瞑想は人生の一部であり、人生と別のものではないのです

『瞑想』クリシュナムルティ
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この記事を書いた人

アーユルヴェーダ研究家/ライター。人の肉体や精神だけでなく「魂」までも考慮して幸せを探求するアーユルヴェーダに魅せられたことから、アーユルヴェーダを研究中。

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