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【頭痛 × アーユルヴェーダ】

自然の力で頭痛を和らげる!アーユルヴェーダが教える、心と体に優しいケア方法

 頭痛を感じたとき、頭痛薬や鎮痛剤を服用していませんか?

しかし、古代ギリシアのヒポクラテスは、「食事で治せない病は医者でも治せない」と言っています。体調を整える基本は、食事をはじめとした生活習慣。今回は、アーユルヴェーダの知恵をもとに、季節ごとの頭痛対処法について紹介します。

目次

【季節別】頭痛の原因、アーユルヴェーダ的には…?

【春】体の重たさ・アレルギー(カパの蓄積)

 春はカパ(生命のなかの土と水のエネルギー)が活発になる季節。土と水のエネルギーであるカパは、粘土のように重たく粘りのある性質を持っています。カパが増えすぎると、眠たく無気力で体が重くなる傾向があり、鼻づまりや頭痛を誘発することも。

【夏】暑さ(ピッタの過多)

 夏はピッタ(生命のなかの火のエネルギー)が活発になる季節。火のエネルギーであるピッタは、炎のように熱く、鋭い性質を持っています。ピッタが増えすぎると、イライラを伴う頭痛や片頭痛が起きやすくなります。

【秋】冷えや乾燥がもたらす緊張、不安感(ヴァ―タの乱れ)

 秋はヴァ―タ(生命のなかの風と空のエネルギー)が活発になる季節。ヴァ―タは不安感や緊張、神経の過敏を引き起こし、それに伴う緊張性頭痛やストレス性頭痛が起きやすくなります。

【冬】ヴァ―タの乱れ+カパの蓄積

 冬は冷たく乾燥したヴァ―タ(風と空のエネルギー)に加え、春に向けてカパ(土と水のエネルギー)も増えがちな季節。秋に起きがちな緊張性頭痛に加え、春の鼻づまりに伴う頭痛の両方がよく見られます。

【季節別】頭痛の対策、アーユルヴェーダ的には…?

【春】デトックス

食事 ⇒ スパイスでデトックス

 春は、体に蓄積されたアーマ(毒素)を排出するために適した時期だと言われています。デトックス効果の高い食材を用いてみましょう。スパイスを使った食事は、デトックス効果も得られる上、辛味がカパを減らすので、春に適した食事と言えます。

おすすめ習慣 ⇒ 軽い運動

【夏】熱を冷やす食べもの、オイルの活用

 夏に増すピッタ(生命のなかの火のエネルギー)を鎮静するために、熱を冷やす食べものやオイル、香りなどを活用しましょう。

食事 ⇒ クールダウンできる食材を

 きゅうり、ココナッツ、スイカなど、からだの余分な熱を取る作用を持つ食材を積極的に選びます。

おすすめ習慣 ⇒ ローズウォーターでクールダウン

ローズウォーターで頭痛予防&リフレッシュ

夏の暑さのなかストレスや片頭痛を感じたときは、ローズウォーターを顔にスプレーしてリフレッシュしてみましょう。アーユルヴェーダにおいて、ローズの香りには、幸福感を増して熱を鎮める作用があるとされています。

冷却をもたらすオイルには、ローズのほか、ラベンダー・ペパーミント・カモミール・白檀などがあります。ココナッツオイルでマッサージをしたり、ペパーミントオイルをハンカチに垂らしたりすることも、気軽に天然素材を使って夏の頭痛対策ができオススメです。

【秋】規則正しい生活

 秋に増大しがちなヴァ―タ(風や空のエネルギー)は、「乾燥」「不規則」「冷たい」という性質を持つため、ヴァ―タを鎮めるには「油」「規則的」「温かい」をキーワードとした習慣を取り入れることが大切です。

食事 ⇒ 温かく油分のある食事を

煮込み料理やスープ、ギーオイルをつかった食事など、温かく油分のある食事を心がけましょう。

生活 ⇒ 普段以上に「規則正しさ」を意識

 「規則的」をキーワードとした習慣として、いつも以上に規則正しい生活を意識しましょう。軍隊のように規律正しくする必要はありませんが、「起床」「食事」「休息」「就寝」など生命活動に関する時刻を毎日そろえるよう心掛けることで、体や精神にかかるストレスを減らすことができます。

オイルマッサージなど、「油」に関わる習慣をルーティンに組み込むのも良いでしょう。秋に増えるストレス性頭痛を防ぐため、瞑想日光浴など、自身がリラックスできる習慣も含めるよう意識してみてください。

おすすめの習慣 ⇒ ホットチャイ

ホットチャイ

チャイとは、スパイスの効いたミルクティーのこと。体を温める生姜やシナモンなどのスパイスが効いたチャイを飲むことで、体を温めヴァ―タを鎮めることができます。

甘みを足したい時は、砂糖の代わりにデーツシロップを使ってみるのもおすすめ。デーツは黒砂糖のような味わいで、砂糖を足さずとも十分な甘さを感じることができます。

【冬】温かな食事とマッサージで、心と体に滋養を

秋から引き続き、ヴァ―タ(風と空のエネルギー)の影響を受けやすい季節。同時に、春が近づくにつれ、カパ(土と水のエネルギー)の影響も受けやすくなってきます。

食事 ⇒ 温かく滋養のある食事

おすすめ習慣 ⇒ セサミオイルでマッサージ

頭痛予防のための『アーユルヴェーダ的』生活習慣まとめ

スパイスの力を借りる

 アーユルヴェーダで活用されるスパイスのなかには、頭痛の緩和にはたらくとされているスパイスもあります。料理にスパイスを取り入れてみましょう。

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この記事を書いた人

アーユルヴェーダ研究家/ライター。人の肉体や精神だけでなく「魂」までも考慮して幸せを探求するアーユルヴェーダに魅せられたことから、アーユルヴェーダを研究中。

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